【タイ語 基本文法 】タイ学習者を悩ます『ก็』の用法の詳細説明#1

タイ語
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初心者がタイ語を学習していてる中で、『ก็』という単語はいろいろな場面で使われていますよね。しかし、意味が分かるようではっきりわからない、そんな単語ではないでしょうか?

そこで今回は、この日常でよく使う『ก็』について、品詞別に意味を分類して例文と一緒に使用頻度の高いものに特に着目して説明したいと思います。イラストなども使いながらできるだけ楽しく、分かり易く説明に心がけました。また、英語での説明も併記しています。

最後まで読んでいただけると、『ก็』使い方を完全に理解できるようになります。日常のコミュニケーションする上で非常に有効と思いますので、是非最後までお付き合いください。

(なおก็』は他の単語の組み合わさり慣用表現になるものもたくさんありますが、今回は単独で『ก็』を使用した場合を説明しています。次回#2で慣用表現を説明します。ก็แล้วกัน ก็เลย ก็ได้ など)

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単独で使用する『ก็』

下記は、日常でよく使う『ก็』の品詞別に意味、用法を一覧表です。

品詞は、副詞、接続詞、間投詞があり、複数の使い方のある場合もあります。1つずつ文で説明してゆきます。

1. ~も(また)  副詞  also , too

文型   Aก็(Bก็)

英文   A also ,B also

一番最初に覚える『ก็』の意味だと思います。
例文 นี่ก็แอเปิ้ล(นั่นก็แอปิ้ล)   これリンゴ、あれリンゴです
   ผมก็ไปด้วย        行きます  

2-1  ~しても  接続詞  even X , then Y

文型   Xก็Y

英文   even X ,then Y

ก็の後半の節は否定的な意味合いになり、ไม่を伴う場合が多くなります

例文   ผมวิ่งเร็วก็ไม่าถง  速く走っても、追いつかない
      เรียนภาษาไทยกี่ปีก็เหมือนเดิม
      何年タイ語を勉強して変わらないままだ

2-2  ~に関しては   in regard to

文型   Xก็Y

英文   in regard to X , Y

例文  ตัดสินทิศทางก็แล้วแต่คุณ 方向を決めるの(ことに関しては)はあなた次第です

ตัดสิน 決心する  ทิศทาง 方向

 

 ไปไม่ไปก็แล้วแต่คุณ 行くか行かないか(に関しては)はあなた次第です

2-3  ~(である)なら(ば)  if X, Y

文型   Xก็Y

英文   if X , Y(命令、依頼)

例文     หนาวก็ปิดแอร์  寒いなら、エアコン切りなさい

ไม่สบายก็กลับบ้าน 調子悪いなら家に帰りなさい

2-4 なぜなら、  X(相手) because Y

文型   X(相手の発言)  ก็Y(自分の発言)

英文   X(相手の発言)  because Y(自分の発言)

例文        เขาพูดภาษาญี่ปุ่นเก่ง(相手の発言)  彼女は日本語うまいですね

​              ก็เขาเป็นคนญี่ปุ่น(自分の発言) だって、彼女は日本人ですよ

英語でbecause /なぜならですが、実際には会話上で砕けた表現、「だって~でしょ」「だって~だよ」という感じのほうがぴったりします。

2-5 たとえ~でも  even if

文型   Aก็A

英文   even if A , ~

例文    เพื่อนก็เพื่อนเถอะ ไม่เชื่อ   たとえ友達でも 信じない

3-1  (どちらかといえば)まあ   間投詞  well(umm)

文型   文頭に置く ก็

英文   well (umm)

文例   คุณอยากเป็นอาจารย์(相手) あなたは先生になりたいですか

      ก็อยากเป็นอยู่(自分) (どちらかと言えば)まあなりたいです

3-2  それなら、じゃあ   間投詞  so

文型   文頭に置く ก็

英文   so X

文例  ฉันอยากกินขนมหวาน (相手の発言) 私は甘いおやつが食べたい

    ​ขนมหวาน 甘いおやつ

ก็ทำไมไม่กินล่ะ(自分の発言)じゃあ(それなら)、なんで食べないのよ

 

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まとめ

いかがでしたか? 今回は、タイの『ก็』について、品詞別に意味を分類して例文、イラストと合わせて説明しました。日本語に加えて、英語の表現も加えてみましたがいかがでしたか?

今回は、『ก็』を単独で使った場合について説明しましたが、次回は他の単語と結びついた慣用句にうついてまとめて説明したいと思います。こちらも、是非ご覧いただければ嬉しくおもいます。

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