ビサヤ語とセブアノ語って何が違うんだろう?こんな疑問をもったことありますよね? 実は、呼び方こそ違いますが、全く同じ言語なんです。
今回は、タガログ語、ビサヤ語=セブアノ語が具体的にどう違うのか説明してゆきます。
これが理解できれば、7,500 もの島のあるフィリピンの人がタガログ語と地元のことば(ビサヤ語、イロカノ語、、、)英語の3種類の言葉を操る必要があるのかわかります。またなぜ英語力がアジアNo1なのか納得できると思います。
(ビサヤ ボホール島のロボック川。 船で遊覧しながら食事ができます)
(なお、このシリーズでは。フィリピンで多くの人が話すビサヤ語を学習してゆきます! 将来フィリピンに移住を考えたり、旅行で行ったりしたときするかたは、まず一度目を通してみてくださいね。現地の言葉を話す、聞くことができると、大きな大きなメリットがあります、一緒に学習してゆきましょう!)
ビサヤ語とセブアノ語は同じ。 タガログ語は違う。
まず、ビサヤ語とセブアノ語の定義から
説明してゆきます。
はい、先生。宜しくおねがいします。
フィリピンのある地域ではビサヤ語と呼ばれてます。また別の地域ではセブアノ語と呼ばれています。しかし、この2つは全く同じ言語です。異なる名前で呼ばれているだけです。
なるほどね。そうだったんですね。言葉が違うので別の言語だと思ってました。
ただ、タガログ語とは違います。
次にそれぞれフィリピンのどこで話されているのかを説明します
ビサヤ語とセブアノ語とタガログ語 の話されている地域
まず、フィリピンの地理を説明します。
フィリピンの国土は大きく3つの地域に分けられます。
北部の”ルソン” 中部の”ビサヤ” 南部の”ミンダナオ”です。
色分けした地図を見てくださいね。
なるほど。先生、それなら、この地図の”VISAYAS”と言う地域の人々で話されているんですね!
いいえ違います。地図の青、水色に地域がビサヤ語の話されている地域です。”Visaya”という地域とは同じではありません。
わかりました。先生。
”タガログ語”と”ビサヤ語/セブアノ語” はどれくらい違うの?
一方、タガログ語は、ルソン島 ”LUZON”と書かれた黄緑色の地域で話されています。また、タガログ語は英語と並んでフィリピンの公用語です。
なるほど。わかりました。でも先生、タガログ語は、ビサヤ語/セブアノ語とどれくらい違うのですか?日本の標準語と方言くらいの違いなのですか?
いい質問ですね。だいぶ似通った言葉のように思えますが、全く違う言葉と考えたほうがいいです。 日本の方言の差のレベルではないです。
1つの国なのに、、、場所が変わると全然言っていることがわからない。 ということですか?
残念ながら、そういうことになります。
今ビサヤの若い人は、学校教育とか、Internetからタガログ語を聞く機会も多いのでタガログ語に慣れてます。
公用語は、タガログ語と英語なのですが実際の生活では地元の言葉:ビサヤ語、イロカノ語などが必須なので、生活をするには3種類の言語を理解する必要があるんです。
なるほど、フィリピンの人は大変ですね。
また同じ理由で、アジアの中での英語力はトップクラスです。
ちなみに日本は50位クラスなので、全然だめですね。
なるほど。最近は英会話の先生の仕事もたくさんありますしね。
その他:”ビサヤ語/セブアノ語” の学習書ありますか?
さあ、前置きは、これくらいにして、早速ビサヤ語を勉強してゆきましょう。
はい。
先生、何か勉強できるビサヤ語の本とか紹介してくれませんか?
うーん。あまりビサヤ語に特化した本がないんです。
タガログ語の本はたくさんあるので、タガログ語の本で勉強してみてください。
先生、さっき、タガログ語とは、全然別の言葉って言ったじゃないですか? 意味ないのではないですか?
🙇ごめんなさいね。方言ほどの小さな違いではないですが、日本語と英語、日本語とタガログ語ほどの差ではないんです。
基本の文型、文法の考え方は一緒なのです。
ビサヤ語の基本を理解するには、タガログ語を理解することは有効なので、ぜひ学習してみてください。 次回からこの違いも紹介しながら、ビサヤ語の授業をします。
わかりました。よろしくおねがいします。