初心者がタガログ語/ビサヤ語の文法書を学習してゆく中で、『うわー、これはとても覚えられない』とおもうのが、【2番目の単語:小辞の順番】ではないでしょうか? na,pa,man,nga,din/rin,po,ba,…………..
加えて、人称代名詞も2番目の単語にします。 ko,mo,ka,ako,kami,tayo…..
(因みに、2番目に来る単語を、文法上では前接語と言います)
今回は、語順を覚えるのにパターンを紹介します。
複雑に見える語順もパターンを覚えれば、かなり応用がきくこと、納得してもらえると思います。(文例は、タガログ語です。)
2番目に来る単語(前接語)の組み合わせの文例
~かなば? ~ka na ba ? 『もう~した?』
Kumain ka na ba? ごはん、もうたべた?
kumain : (ごはん)食べる Ka : あなた na : もう ba : ?
~もばあこ? ~mo ba ako? 『あなたは私を~してますか?』
Kilala mo ba ako? (あなたは)私を知っていますか?
Kilala : 知っている mo : あなた ba : ? ako : 私
めーろんばかよん~? Mayroon ba kayong ~ 『~持っていらっしゃいますか?』
Mayroon ba kayong gata? (あなたは)牛乳ありますか(持っていますか)?
Mayroon : ある(持っている) ba:? kayong:あなたは gata : 牛乳
ぱりん pa rin 『まだ;依然として』
Mainit pa rin まだ(依然として)暑い。
mainit : 暑い pa rin :(組み合わせて)まだ、依然として
基本ルールと詳細語順
基本ルール
単音節の単語が2音節の単語に先行する。
詳細語順
最優先 ko,mo,ka
第二優先 na,pa
第三優先 man
第四優先-1 nga,din/rin,lamanglang,ho/po,ba
第四優先-2 daw/raw,muma,naman,kasi,tuloy
第五優先 kaya,pala,yata,sana
第六優先 ako,kami,tayo,kayo,siya,sila,kita,namin,natin,ninnyo,niya,nila
(出展 大上正直(著) フィリピノ語 文法入門)