みなさん、フィリピンの国の象徴の花『国花』は何という花かご存じですか? 実は花の語源ともなる素敵な花言葉、花にまつわるロマンチックな言い伝えがあったりして、非常に興味深い花なんです。移住前にぜひ知っておきたいですよね。
そこで今回は、フィリピンの国の象徴の花『国花』について紹介したいと思います。
ご存じない方への紹介だけでなく、既にご存じの方も『えっ!』と驚いたり『なるほどー!』と共感いただける内容だと思います。ぜひ最後までご覧ください
ロマンチックな言い伝えと素敵な花言葉のフィリピン国花『〇〇〇〇〇〇』
みなさん、ロマンチックな言い伝えと素敵な花言葉をもつフィリピンの国花はどんな名前の花かご存じですか?
それは『サンパギータ/Sampaguita』という花なんです。
素敵な花言葉
みなさんは、この国花『サンパギータ』の花言葉をご存じですか?
それは『清浄無垢』と『永遠の愛の誓い』なんです
『清浄無垢』
『清浄無垢』の花言葉の起源は、この花が国花に指定された1934年にさかのぼります。
当時はアメリカ占領下で、時のフィリピン総督だったフランク・マーフィーが
「フィリピン人の純粋さ、無邪気さ、謙遜と強さ」を表す、
として1934年に国花に指定しましたことが起源と言われています。
良い香りをかもしだす、小さくて可憐な白い花、まさに『清浄無垢』そのものです!
navimanilaph写真引用
『永遠の愛の誓い』
『永遠の愛の誓い』の花言葉の起源は、タガログ語の『Sumpa-kita』が語源なんです。
SampaguitaはもともとSumpa-kitaが語源
タガログ語でsumpaは、誓約の意
kita は、私はあなたに の意(= ko/私は + ka/あなたに)
つまり、Sumpa-kitaの意味は
『わたしは、あなたに(愛を)誓います』
つまり『永遠の愛の誓い』なんです
ロマンチックな言い伝え
みなさん、サンパギータにはロマンティックな言い伝えがあるのをご存じですか?
簡単にかいつまんで紹介します。
言い伝え
マニラ近郊に仲の悪い2つの集落がありました。
ロジータとデルフィンは仲の悪い別々の村に住んでましたが、お互い愛し合っていました。
そのため、満月の夜になると彼らは秘密の逢瀬を重ねていました。
ある時、2つの村は戦いになりデルフィンもロジータも亡くなってしまいます。
ロジータはデルフィンの隣に埋葬されましたが、埋葬場所に不思議なうわさがたち出します。
『毎年5月の満月になると、一斉に白い花が咲いて、女の声が聞こえる』
「sumpa kitta! sunpa kita!(誓います!あなたに誓います!)」
そこで、その場所を掘り返すことになりました。
すると、二体の骸骨が寄り添い、その頭蓋骨に白い花/サンパギータが絡みついていたんです❣
こうして、サンパギータは 愛のシンボルになったのです。
この時の声、sumpa kitta!がサンパギータの語源のいわれになっているんです。
まとめ
今回は、フィリピンの国の象徴の花『国花』について興味深い点を紹介しましたが、如何だったでしょうか? 良い香りをかもしだす、小さくて可憐な白い花、サンパギータに秘められた逸話も、ロマンチックですよね。
今回はここまでですが、まだまだ、フィリピンの他の国の象徴で、特徴、興味深い点のあるものが沢山ありますので、続けて紹介してゆきたいと思います。ご期待ください。