タイ語で『仮定』の接続詞は、何というかご存じですが? 英語では『if~』、日本語では『もし~なら』という一つだけの表現なんですが、タイ語では、何通りも言い方があるんです。学習しているときに混乱したり、難しく難じている点ではないかと思います。
そこで今回は、タイ語で『仮定』の接続詞について紹介したいと思います。上述の『もし~なら』の他にも、『(もし)~でなければ』など関連した時の接続詞も併せて紹介します。
最後まで読んで頂ければ、いろいろな『仮定』の接続詞がスッキリ理解できると思います。興味深い内容と思いますので、是非最後までご覧ください。
『もし~なら』/ if~
タイ語の仮定の接続詞は4種類
ถ้า、ถ้าเผื่อ、ถ้าหากว่า、หากว่า
どれも仮定の接続詞で『もし~なら』を意味しますが、単語の使い分けは次のとおりです。
ถ้า 最も一般的で『もし~なら』
ถ้าเผื่อ เผื่อは『場合』/caseので『もし~の場合には』が近いイメージ
ถ้าหากว่า หากはถ้าと同意だが、より改まった語;話しことばでのみ用いる
หากว่า หากはถ้าと同意だが、より改まった語;話しことばでのみ用いる
文型
ถ้า(เผื่อ,หาก)ว่า+A(+ก็ )+B/もしAとするとB
(Bの主語の後にก็がつくこともある)
ถ้า 最も一般的で『もし~なら』
例文
もしあなたが先生だったらどうしますか?/If you are the teacher , how to do?/
ถ้าคุณเป็นครูคุณจะทำอย่างไร / tâa kun bpen kroo kun jà tam yàang rai
ถ้าเผื่อ 『もし~の場合には』
例文
もし彼の家に行く場合は、果物を持って行ってね。/If you go to his house , please bring fruit./ถ้าเผื่อคุณไปบ้านเขาก็ช่วยเอาไปผลไม้/ tâa pèuua kun bpai bâan kăo gôr chûuay ao bpai pŏn-lá-mái
หากว่า 『もし~とすると』
例文
もし雪が降ったらバンコクはどうなるんだろう。/If snow falls , how will Bankog be./หากว่าหิมะตกกรุงเทพจะเป็นยังไง/hàak wâa hì-má dtòk grung têp jà bpen yang ngai
ถ้าหากว่า 『もし~とすると』
例文
もしあなたがお医者さんになった(とする)と、大きな家を建てるだろう。/If you will be a doctor , you will build a bug house./ถ้าหากว่าคุณจะเป็นหมอคุณจะสร้างบ้านใหญ่ / tâa hàak wâa kun jà bpen mŏr kun jà sâang bâan yài
ถ้าで始まるその他の慣用句
ถ้างั้น/もしそうなら、それなら
文頭で使われます。
ถ้าเช่นนั้น,ถ้าอย่างนั้น/もしそうなら、それなら
ถ้างั้นより改まった言い方です。
สมมุติว่า 『~と仮定したら』『例えば~なら』
例文
もし彼が日本に行った(と仮定した)ら、あなたも日本に行きますか?/If he go to Japan , you will go to Japan as well?/สมมุติว่าเขาไปญี่ปุ่นก็คุณจะไปญี่ปุ่นไหม/ sŏm mút wâa kăo bpai yêe-bpùn gôr kun jà bpai yêe-bpùn măi
เว้นแต่ว่า 『~でなければ』
例文
もし課長が命令しなかったら、我々は決定できないだろう。/If manager doesn’t order , we can’t decide./เราตัดสินใจไม่ได้เว้นแต่ว่าผู้จัดการคำสั่ง/rao dtàt sĭn jai mâi dâai wén dtàe wâa pôo jàt gaan kam sàng
まとめ
タイ語の『仮定』の接続詞を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 英語では、if 日本語でも~もし などの表現だけ覚えておけばよかったのですが、タイ語ではいろいろな単語が登場しますね。実際はถ้าを覚えておけば会話はできますが、聞き取りや文章を読むとわからなくなってしまうので、頭に入れておくのがよいですよね。イラストに合わせて整理して説明しましたが、分かり易く感じていただければ嬉しいです。
今回は、以上になりますが、タイ語の接続詞は、他にも多くの種類がありますので、次回以降で、紹介してゆきたいと思います。今回は、最後までご覧いただき、大変ありがとうございました。