みなさん、タイの『学校』は日本の学校と想像しにくいほど違っていることがあるですが、どんな事かご存じですか? あまりに大きな違いですが、真実なんです。 今のタイの大人の人は全てこのような驚くべき環境で少年時代を過ごしてきた、というのは、知っておきたいことだと思います。
そこで、今回は、タイの『学校』について、日本と異なること3つを紹介したいと思います。
内容をご存じない人だけでなく、内容をご存知の方も『あっ!あるある!』 と楽しんでいただける内容だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
昔のタイの学校では教師が校門で『〇〇〇』を持って待ち構えてました!
昔はタイの学校では校門で教師が何かをもって待ち構えていたのをご存じですか?
実は『ハサミ』を持って教師が待ち構えていたんです。
タイの学校は校則で『髪型』非常に厳しく取り決めてたからなんです。
特に公立の小・中学校では
男子 5cm以内の丸刈り
女子 オカッパ ショート/首にかからない
これを厳正に守らせるためです。
この規則を徹底して守らせるため、
もし規則に違反している髪型の生徒が来た時は、その場で強制的にカットしてたんです。
タイで首相のプラユット氏が提唱した「12の価値観」の一つ『親と教師を敬う』が背景にあります。ただし、『先生の権威主義』の行き過ぎが社会問題化し、一部の学校で校則の緩和が始まってきています。
まとめ 1
タイの学校は曜日によって『〇〇』を変えて登校します!
タイの学校は曜日によって何かを変えて登校しますが、何を変えるかご存じですか?
それは、『制服』なんです。
例
月 学校制服
火 体操着(体育授業の日)
水 軍隊訓練服(高校男子の場合)
木 Boy/Girl スカウト服
金 学校制服
学校に更衣室がないので、体操授業の日は、家から体操着を着てゆきます
つまり、それぞれの曜日の服を、家から着てゆきます。
服の書類がたくさんあるのセンタク、アイロンがけもたいへんです。
まとめ 2
日本ではアタリマエの、授業が終わった後の『○○』がありません!
タイの学校には、授業が終わった後に必ずあるべきものがないのですが、何がないのかを存じですか?
それは『休み時間』なんです
下記の学校の時間割で例をご覧ください。
1限 8:30-9:20
2限 9:20-10:10
3限 10:10-11:00
…(以下略)
『休み時間がない』んです
そして、驚くべきことに『休み時間がない』上に、
タイの場合は『生徒が毎時間教室を移動❣』 するんです。
日本だと基本は同じ教室で授業を受け、休みの10分間でお手洗い行くのに、タイはどうしているのでしょうか?
要は、開始、終了の時間があいまいになっているだけなのです。
授業を必ずしている時間、ではなくて、授業のある時間の目安、なんです。
これは、小中高校、大学も同じです。
先生、生徒の授業開始の目安時間への遅れ、突然の自習に変更は、日常茶飯事
おおらかで、ギスギスしていないともいえますが、時間をしっかり管理されている日本人にとっては、ありえないほどの驚きですよね
まとめ 3
まとめ
今回は、タイの『学校』の日本と異なること3つを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 校則で髪型を厳格に制限しているのに、授業時間がきっちりしていない、でも制服は厳格にきめている。でも社会では、LGBTなどには寛容な姿勢。なんか、不思議な感じもしますが、このような状況で幼少期をみな過ごしてきたのだ、と言う事を知っているだけでも、一歩タイの人の心に近づけるのではないかと思います。
さて、今回は以上になります。まだまだ、面白い、紹介したい内容たくさんありますので、続けて連載してゆきます。今回は最後までお付き合いいただきありがとうございました。