みなさん、フィリピンの飲み物というと何を想像しますか? サンミゲル・ビールでしょうか?それとも世界に輸出しているブランデーのエンペラドールでしょうか? これらのお酒は有名なのでご存じの方も多いと思います。 しかし、フィリピンには他にも美味しい飲み物があるんです。
そこで今回は、あまり知られていないフィリピンお酒、飲料を3つを紹介したいと思います。
フィリピンの飲み物を皆さんにも知ってもらいたいと思います。是非最後までお付き合いください。
世界遺産のある場所で作られるお酒『〇〇〇』
みなさん、フィリピンの世界遺産のある場所で作られるお酒『タプイ』とはどんなお酒かご存じですか?
それは『お米からつくられた フィリピンのライスワイン』なんです。
フィリピンの世界遺産で知られる棚田のある、バナウエ州やマウンテン州のイフガオ族の作る
伝統的なお酒で日本酒のようにお米から作られています。
日本酒は透明、濁り酒などがありますが、『タプイ』は炒ったお米を使うのが特徴で、
どちらかというと黄色に近い色をしています。
アルコール度数12%前後の甘い酒で
作り方の特徴は、お米を炒めたあと炊き上げることです。(あとで餅麹粉を混ぜ発酵)
情報元 フィリピン政府観光省 YouTube画像引用
結婚式やお祭りなどのおめでたい日に飲まれています。
以前は赤米を使ってしたが、近年では白いお米で代用。
世界で最も高価/幻の珈琲『〇〇〇〇』
フィリピンは世界で最も高い幻の珈琲と呼ばれるコーヒーの産地なのですが、何というコーヒーかをご存じですか?
それは『アラミド』コーヒーなんです。
一般のコーヒー豆の約5倍の値段もします。
供給量も少ないので、希少価値も高いんです。
ジャコウネコは、大好きな赤く熟れたコーヒーの実を食べます。
ジャコウネコは、外皮のみ消化されてコーヒー豆は未消化のまま排泄されます
この時に、豆に消化酵素が浸透し腸内細菌により、体内で発酵が起こります。
ジャコウネコは特殊な体内構造をしているので臭みのない糞を排出。
森の中からこれらの糞を集め、洗浄・焙煎し販売します。
このようにして、繊細な甘味を持ち、舌触りがなめらか、そしてなによりも独特の風味を持った幻のコーヒー豆にになるんです。
一方、このようなプロセスの為、安定して収穫できず、年間で生産できるアラミド珈琲は約500kgだけ。これが希少価値を生んでいます。
風邪が治る!常備薬のようなお茶『〇〇〇〇』
皆さん、風邪が治ると言われている!フィリピン家庭の常備薬のようなお茶は何かをご存じですか?
それは、『サラバト/salabat』なんです。
フィリピンで飲まれる人気の飲み物で,生姜ベースのお茶なんです。
風邪、喉の痛み、インフルエンザなどの時に温かいsalabat を飲みます。
ビン入りのインスタントも売っていてカラマンシ、砂糖入りです
フィリピンでも気温が比較的に低い12月ころに、ホットにして好んで飲まれます。
カラマンシー入りの生姜インスタントMIX
カラマンシーが手に入らなければ、レモン、またはリンゴなどを『サラバト/salabat』に入れるのも良さそうです。
asianinamericamag 写真引用
まとめ
如何でしたでしょうか? 今回は、フィリピンのお酒、飲料を3つ紹介しました。フィリピンにも、お米のお酒があるのは、驚きですよね。作り方も最初に炒るという他に例のない製法なので、興味が湧きます。それと幻のコーヒー、アラミド珈琲。是非飲んでみたいですか、日本では非常に高価なので、フィリピンに行ったらぜひのんでみたいと思います。そして、生姜湯、日本にも色々ありますが、カラマンシー(柑橘)入りというのがフィリピンらしさを表現してます。
さて、今回は以上ですが、まだまだ、フィリピンの飲み物には美味しいものが沢山ありますので、続けて紹介してゆきたいと思います。ご期待ください。