みなさん、タイの『焼きそば』は『パッタイ/ผัดไทย』(パッ/ผัด=炒める タイ/ไทย=タイ)と呼びますが、なぜタイ炒めが焼きそばの意味になるか不思議に思ったことはありませんか? 他にも、気づかなかったタイ語、多数の呼び方があるなど、理由を聞くと『あー、そうだったのか』と思わず膝を叩いて納得するようなタイ語がともあるんです。
そこで今回は、タイの言葉に関して『あー、そうだったのか』と納得しそうな3つの例をあげて紹介します。
タイの人、またはタイに興味を持っている日本の友人との会話でこれらの話題をシェアすることで、より良いコミュニケーションのがは変わるようになるのではないかと思います。内容をご存じない人だけでなく、内容をご存知の方も『あっ!あるある!』 と楽しんでいただける内容だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ『タイの焼きそば』を『タイ炒め・パッタイ/ผัดไทย』と呼ぶのか?
みなさん、なぜタイでは『焼きそば』のことをを『パッタイ/ผัดไทย』と呼ぶのかご存じですか?
タイ政府がタイ風の焼きそば料理を国民食と宣言したからなんです(1945年11月7日)
そしてその料理が、ライスヌードルのタイ風炒め:「クイティオ・パッ・タイ」だったからです
経緯
- ‘1930年代、タイは深刻なコメ不足。何とか米を粒で食べるのではなく、比較的に入手しやすいライスヌードルで食べることを推奨していた。
- 同時に当時ナショナリズムを啓蒙するために、国民食コンテストを開催。この結果、現在のパッタイに似た料理が優勝❣
- 1945年、第二次世界大戦後、政府はライスヌードルの調理、料理法のレシピまでタイ全土に広めた。
- そして1945年11月7日に政府はこのライスヌードル炒めを国民食と宣言。
Wikipedia 写真引用
トッピングの
『生もやし』『生ニラ』
柑橘の『マナウ』
加えて『甘味』+『辛味』
さらに肉、海産物のトッピング。
確かに他国にはない料理、タイの国民食にふさわしい大変に美味な料理ですよね
まとめ 1
猫の女王『シャム』猫、『シャム』の語源は実は『〇〇』だった!
みなさん、猫の女王といえば『シャム』猫ですが、この『シャム』の語源をご存知ですか?
SIAM/シャムは古いタイの国名で、『タイ』という意味なんです。
実は『タイの猫』には、古来から3種のネコがありました。
シィ・サワット種
スパラック種
『シャム種』
この中で『シャム種』はアユタヤ時代から王室/貴族/寺院など高貴な家系のみ飼うことが許されてきました。
つまり、『シャム』猫とはタイの猫というだけでなく、非常に特別な扱いをうけてきた猫でもあるんです。
まとめ 2
タイには『ご飯』の言い方が4つもある?
タイには『ご飯』の言い方が4つあります。どのように言うのかをご存知ですか?
それは、次のとおりです。
- ข้าวเปล่า/カオプラオ/ご飯
- ข้าวสวย/カオスワイ/(きれいな)白いご飯
- ข้าวหอมมะลิ/カオホムマリ/ジャスミンライス
- ข้าวเหนียว/ニヤオ/もち米
ご飯に対していろいろな呼び方が有ることは、タイにとってお米は非常に重要なものであることを証明しています。
参考にそれぞれの単語の分解して説明します。
ข้าวเปล่า/カオプラオ/ご飯
ข้าว/kâao/ご飯 เปล่า/bplào/なにもない
ข้าวสวย/カオスワイ/(きれいな)白いご飯
ข้าว/kâao/ご飯 สวย/sŭuay/美しい
ข้าวหอมมะลิ/カオホムマリ/ジャスミンライス
ข้าว/kâao/ご飯 หอม/hŏm/良い匂い มะลิ/má-lí/ジャスミン
ข้าวเหนียว/ニヤオ/もち米
ข้าว/kâao/ご飯 เหนียว/nĭieow/粘り気のある
まとめ
今回は、タイの言葉に関係するお話3つ紹介しましたがいかがだったでしょうか?私も不思議に思っていたけれど、特に調べてなかったのですが、調べてみると、非常に興味深く、『あーそうだったんだ』と自分でも納得できました。日本人でタイに興味を持たれている方、タイ人の友人などとも話の種にして会話してもらううと、さらにコミュニケーションの向上に役立つのではないかと思います。
さて今回はここまでですが、まだまだ、びっくり仰天、面白いことがたくさんありますので、続けて連載してゆきます。ご期待ください。