ビサヤ/セブアノ語文法 【usab と upod】前接語の用法

ビサヤ語
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タガログ語とビサヤ/セブアノ語には前接語という単語があるのをご存じですか? 前接語は、文頭の単語のすぐあとにくる単語のことで、na,pa,ko,kaなど多くの単語があります。 タガログ語ではこれら前接語同士は語順が決まっていてるのですが、ビサヤ/セブアノ語では例外的に語順が変わる前接語があり、注意が必要なんです。

そこで今回は、ビサヤ/セブアノ語では例外的に語順が変わる前接語、usab , upod について紹介したいと思います。それぞれの意味とあわせて、どんな条件で語順が変わるのかを説明します。

なおいつもとおり、英語との比較だけでなくタガログ語との比較とあわせて説明してゆきます。是非最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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前接語とは

前接語とは、文頭の単語に次にきて、二番目の順をとる単語です。

前接語にはたくさん種類が有ります。『ba』『na』『pa

ba』~(ですか)?

Higala ba siya? / Kaibigan ba siya / Is he your friend?/彼は友達なの?

na』すでに、今

Kapoy na siya / Pagod na siya / She is already tired/彼女はすでに疲れている

pa』もう、すでに

Pobre pa sila / Mahilap pa sila​ / They are still poor.​/ 彼らはまだ貧乏だ

前接語はタガログ語とビサヤ/セブアノ語の大きな特徴ですが、前接語同士の順序のルールが決まっています。非常に複雑なので、学習者を悩みの種でもあります。
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ビサヤ/セブアノ語の前接語『usab』 『upod』の意味と短縮形

ビサヤ/セブアノ語の『usab』と『upod』は前接語で

意味は両方とも同じ

~もまた、~も同様に または 再び

too, also  または again

しばしば、省略して使われます

usab –>   sab または sad

upod –> pod

例文1

Taas sub siya​/Mataas din siya​/He is tall , too​/背がたかい

タガログ語で usab,upod の~もまた、~も同様にに度相当するのは,din になります

例文2

Kaon pod niining gulay ​/Kumain din itong gulay ​/Eat this vegetable also.  (またはagain)​/ この野菜も食べなさい

例文3

Miadto na sab sila sa parte ​/Pumunta na din sila sa parti. ​/They already went to the party also.  (またはagain)​/ 彼ら食既にパーティに行った(又は再び行った)

一音節『ka』より前置する前接語『usab』『upod』

タガログ語の前接語の場合、一音節の単語が語順の上では優先されています。

ビサヤ/セブアノ語も基本は同じですが、『ka』の場合は『usab』『upod』が前になる!という例外ルールがあります。

即ち、短縮形を使って、『sab ka』 または『pod ka』 という語順になります

例文1

Mipalit pod ka? ​/ Did you also buy? (buy again)  ​/(あなた)また買ったの?

例文2

Moinom sab ka? ​/ Will you also drink? (dirnk again)  ​/(あなた)買ったの?

sab , pod での疑問文では、疑問の前接語の ba は省略されます

まとめ

いかがでしたでしょうか? ビサヤ/セブアノ語の前接語、『usab』と『upod』について紹介しました。前接語の中で使われる頻度が高い上に例外的な語順を取るので、非常に厄介な単語ではあります。でも、文型の理解はしたうえで、フィリピンの友人に『Moinom sab ka?』などと声を掛けてみてはいかがでしょう? コミュニケーションがよくなりより仲良くなれると思います。

さて今回は、ここまでですが、他にも重要な前接語ありますので追って紹介してゆきます。今回は、最後までご覧いただきありがとうございました。

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