タイの人の話す英語を聞いて『えー?アクセントが違うよ』とか、知っている単語だったのに『何を言っているのかわからなかった!なんか変だ!』なんて経験ある人も多いのではないかと思います。慣れるとだんだんと特徴がわかってきますが、なんとなく理解しているだけでした。でも、整理してまとまったものがあると興味をそそられますよね。
そこで今回は、『タイ人の話す英語のアクセントと読みの特徴』をパターン別に例をあげてまとめてみました。
ご存じない人だけでなく、ご存知の方も『あっ!あるある!』と楽しんでいただける内容だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。最後までご覧いただければ幸いです。
アクセント:『最後に上がって下がる(第三声調)』!😂
みなさん、タイの人と仕事で英語で話してて、最も早く、誰でも気が付くアクセントの間違いは何かご存じですか?
それは、アクセントが『最後に上がって下がる(第三声調)』パターンなんです。
いくつかのパターンを以下に紹介してゆきます。
最後が『ING』で終わる時
仕事上で頻出だった単語、meeting, bookingなど、語尾が『ING』形で終わる単語は最後が上がって下がります。(第三声調)
最後が『アー』『イー』『オー』で終わる時
TOYOTA、HONDA など『アー』終わる単語
STUDY、MONEY など『イー』終わる単語
POTATO など『オー』終わる単語
は最後が上がって下がります。(第三声調)
読みの特徴:発音が変わる、文字(一部)省略 😂
末子音『L』はタイ語では『N』
みなさん、知っている単語だったのに『何を言っているのかわからなかった』という経験があると思いますが、なぜなのかご存じですか?
それは、単語『L』を『N』として読むからなんです。
英単語をタイ語の作りで『L』を末子音と考えたからなんです。
APPLEの例で説明します。
英語の発音はエ(ア)ップル。
タイ文字で書くと最後の文字末子音でลになる。
タイ文字では末子音のLはNと読む。
従って、エップンになります。
二重子音は無視!
もう一つ、知っている単語だったのに『なんか変だ!』という経験があると思いますが、なぜなのかご存じですか?
それは、二重子音の2つ目は無視して発音しないからなんです。
centralの例で説明します
英語の発音はセントラルです。
この中で『トラ/tr』の部分は二重子音。
タイ語では2つ目の子音はほとんど聞こえない。
英語の場合は、全く聞こえない二重子音の2つ目は無視。
したがって、センタンになります。
(前述のAPPLEの同様、最後Lは末子音ลになりNと読みます。)
単語の後半を完全省略。やりすぎでしょ!
もう一つ、知っている単語だったのに『省略。やりすぎでしょ!』という経験があると思いますが、いくつか例をご存じですか?
それは、長い会社名は省略される傾向があるんですからなんです。
無印良品の例で説明します
無印良品 MujirushiRyouhin の例
後半省略して、初め2文字のみで表現します
タイのアルファベットに無い”V”は”W”に置き換えて発音します
もう一つ、知っている単語なの『なんで発音変わるの!』という経験があると思いますが、いくつか例をご存じですか?
それは、タイのアルファベットにない『V』が『W』に代用されるからなんです。
7-11 Seven-Eleven の例で説明します
セブンSEVEN のVはタイのアルファベットにないので、Wで代用します
(また、前述のとおり、名称が長いので後半は省略、前半のセブンだけになってます)
その結果『セウェン』になります
まとめ
今回は、タイの人の外国語、英語の発音、アクセントの特徴を例をあげて紹介しましたがいかがでしたか? タイの人と話されたことのある人なら、あるある だね、と思っていただけたのではないかと思います。なんとなく変だなー、でも特徴があるなーと思っていたことを、分析してある程度は見えるできたのではないかと思います。 他にも特徴あるかもしれませんが、私が過去に経験した範囲でまとめたものなので、ご容赦ください。
さて今回はここまでですが、まだまだ、びっくり仰天、面白いことがたくさんありますので、続けて連載してゆきます。ご期待ください。