海外から入ってきた言葉がそのまま定着して日本語として使われることありますよね。『カステラ』とか『スボン』とか『ボタン』です。同様に日本語が海外に伝播して、世界で定着することもあります。『すし』『オタク』などがそうですよね。また、唐辛子の『鷹の爪』のように形状を単語に引き当てた例もあります。おもしろいですよね!
そこで、今回はフィリピンで日本語の単語が起源で使われている言葉、また形が起源で単語になったおもしろい例を紹介します。
あっ、こんな日本語がフィリピンで日常的に使われているのか!という驚きと、面白さで親近感も増すのではないかと思います。是非最後までご覧ください。
辞書にないフィリピン語『Katoru』『barabara』の意味は?
『Katoru』『barabara』というフィリピンの単語の意味を推測できますか?
そう!
『Katoru』は蚊取り線香
『barabara』はバラバラの状態を指す言葉なんです
辞書に載っているフィリピン語『tansan』の意味は?
『ボトルのキャップ(王冠)』の意味なんです
単語の起源
昔『TANSAN』(炭酸)という商標の日本の湧き水があった。有名になり世界で販売するようになったが、同時に偽物が出回ってきた。そこで、本物にキャップに商標『TANSAN』を入れて本物と区別できるようにした。これが起源で、ボトルキャップを『TANSAN』と呼ぶようになった
フィリピン語の『アディダス』の意味は?
ニワトリの足なんです
なぜかというと、形が似ているからです。
ちなみに、日本でもニワトリの足を『もみじ』ともいいます。
どちらも形が似ているのでつけられたんですよね
まとめ
如何でしたでしょうか? 今回は、フィリピンで日本語の単語が起源で使われている言葉、また形が起源で単語になったおもしろい例を紹介しました。
フィリピンの人と話して確認してみると、楽しく会話ができるかもしれませんね。adidas などは、日本での呼び名『もみじ』なんかを教えてあげると盛り上がるかもしれませんよ。
さて今回はここまでですが、まだまだ、ことばに関しては面白い情報があります。続けて連載してゆきます。ご期待ください。今回は最後までご覧いただき、ありがとうございました。