ビサヤ/セブアノ語文法 【所有、存在表現の完全無欠な解説】

ビサヤ語
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英語の所有の表現『~を持っている』および存在の表現『~がある』『~がいる』をご存じですよね。日常生活でもよく使う重要な表現の1つです。

今回はビサヤ/セブアノ語の所有、存在の表現を説明します。また、いつもとおり、英語との比較だけでなくタガログ語との比較とあわせて説明してゆきます。是非最後まで読んでいただけるとうれしいです。

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所有および存在の表現:Anaa’y , Aduna’y , May、Wala’y

所有の表現『~を持っている』および存在の表現『~がある』『~がいる』にはAnaa’y、Aduna’y、Mayを使います。

タガログ語、英語を含めた一覧表は下記のとおりとなります。

aduna と anaa は全く同じ意味で、どちらを使ってもOKです。また、どちらにもより一般的に使用される省略形(先頭の”a”を削除)があります。
ビサヤ語/タガログ語のリンカーは ’y で表されます。もともとは ing というスペルの単語ですが、今では’yの形で使われています。
場所を示す naa / あそこ,there とスペルは同じです。リンカーを伴っている場合にと所有、存在のnaa になります。
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Aduna 、Anaa 文例

Anaa’y libro sa lamesa.  There’s book on the table. 机にコーラがある。

Anaa’y を Naa’y 、Aduna’y 、Dunaa’y にしても同じ意味です。

人称代名詞(ko,siyaなど)、前接語(na,po,ba など)あるとリンカー’yの位置が変わります

koがあることでリンカー’yの位置がDuna の後ろから Koの後ろに移ります

Duna’y kuwarta.   There’s money.    お金があります(所在)

Duna ko‘y kuwarta.   I have a money  私はお金を持っています(所有)

naがあることでリンカー’yの位置がDuna の後ろから Koの後ろに移ります

Naa‘y tablet ang maestra.      Teacher has tablet.  先生はタブレットを持ってます

Naa na‘y tablet ang maestra.   Teacher now has a tablet. 先生は今タブレットを持っています。

リンカー ’y の ’(アポストロフィー)マークは省略可能です。
タガログ語のMayroonに相当し、用法も同じです。ただしリンカーが ng から ‘y(=ing)に変わります。

May 文例

タガログ語と統一単語で、同一の用法を使い、リンカーは不要です。

またMayのあとには必ず所有物/存在している物が来ます。

May bag-ong bestido ako.  I have new dress. 私は新しいドレスを持ってます

​May trabaho pa kami kagahapon.   We still had job yesterday. 我々は昨日まだ仕事があった。

Wala 文例

Walay hangyo?​  No discount? 値引きはありませんか?

Walay klase sa sunod semana? You don’t have a class next week? 来週授業有りませんか?

タガログ語と同じ単語ですが、リンカーが ng から ‘y(=ing) に変更になります。Aduna 、Anaa の場合と同じです

 

まとめ

いかがでしたでしょうか? Bisaya/Cebano語の所有、存在の用法を理解していただけましたか? 冒頭の一覧表に示したとおり、タガログ語と非常に似ています。違いは、リンカーが-ngから’yに変わること、Mayoon が Aduna、Anaa に変化することだけです。タガログ語を理解されている人には割と簡単にりかいができたのでは?と思いますが、いかがでしたか?文例はシンプルなものに絞っていますのでご理解いただけたのでは?と思います。(人称代名詞、接辞が入り組んでリンカーに位置変更などが起き、わかりにくくなるのを防止しました)

最後までご覧いただきありがとうございました。

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