【タイ語 基本文法 】『~できる』の5種類の表現の使い分けの詳説

タイ語
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タイ語を学習していてる中で、戸惑うことの一つが『~できる』という表現の方法の多さ、ではないでしょうか? 英語では、『CAN』『BE ABLE TO』で対応できてしまいますが、タイ語の場合には様々な表現方法が存在するからです。

そこで今回は、『~できる』という表現の方法について整理して解説することにします。

最後までに読んでいただけると、タイ語の『~できる』の使い分けを完全に理解できるようになります。日常のコミュニケーションする上で重要な内容ですので、是非最後までお付き合いください。

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タイ語の『~できる』の5種類も表現の方法

英語では『CAN』『BE ABLE TO』が相当する『~できる』は、タイ語には5種類あります。それぞれに使う場面、状況によって使い分けが必要ですので、使い方を確認しましょう。

ได้    一般的な可能表現ですが、依頼する時の表現によく使われます

เป็น     過去に経験があり、方法を知っているのでできる場合に使います

ไหว    精神的、肉体的に我慢することができる場合に使います

ออก    『読む』『書く』『聞く』の場合に使います

สามารถ      ~する能力がある、という意味で動詞の前に付けます

さらに文末にได้をつけることもあります。

それではひとつづつ例文を使って説明してゆきます

ได้ 一般的な可能表現 (補足 依頼する時の表現にもよく使われます)

主語+動詞+ได้ で使われます

ผม เขียน ภาษาญี่ปุ่น  ได้ เก่ง 

ポム キアン  パーサーイープン  ダイ ゲン

私は 日本語を上手に書くことができます

 

ใช้  ได้ ไหม
チャイ ダイ  マイ
使うことできますか または (書類の記入などで)これでいいですか
ใช้  ได้ 
チャイ ダイ
使えます または (書類の記入などで)OKです(結構ですよ)
依頼表現คุณ นำมา หนังสือ ได้ ไหมクン ナムマー ナンスー  ダイ マイ本を持ってきてくれますか。             持ってくることができますか?という直訳をすることで持ってきてくれますか?と婉曲に依頼することになるのでわかりやすいですね

เป็น 過去経験あり、方法を知ってできる場合に使います

เขา เล่น เปียโน เป็น ไหม
カオ  レン ピアノ   ペン  マイ
彼女はピアノを(過去に弾いたことあって、弾き方知っていて)弾けますか?
答え
เป็น นิด หน่อย 
ペン  ニッ ノーイ
すこし弾けます
เป็นは、私は先生です。ฉันเป็นครูなど職業を言うときに使いますよね。経験のあることに使う、考えると覚えやすいと思います。

ไหว 精神的、肉体的に我慢ができる場合に使います

คุณ รอ อีก 30นาที ไหว ไหม
クン  ロー イーク 30ナーティ ワイ マイ
(あなたは) もう30分待つことができますか?
ไม่ ไหว หรอก
マイ ワイ  ローク
無理です(そんなこと、できません)

ออก  『読む』『書く』『聞く』の場合に使います

ฟัง

คุณ ฟัง  ออก ไหม
クン  ファン  オーク マイ
(あなたは)聞こえますか

อ่าน  เขียน

アーン  キアン
読む   書く
これらも必ず~できるの場合は、ออกを使います

สามารถ      能力がある、の意味で動詞の前に付け、文末にได้つけてもOK

สามารถは読みにくいですね。””は発音しないので、読みはサマートです

คุณ สามารถ สำเร็จ โครงการ  จนถึง  พรุ่งนี้ ได้ไหม
クン サーマート サムレット クローンガーン ジョントゥン プンニー ダイマイ
(あなたは)仕事を明日までに完了する能力がありますか?
คุณ สามารถ สอน คณิตศาสตร์ ได้ ไหม
クン  サーマート ソーン カニサート    ダイ マイ
(あなたは)数学を教えることが(能力的に)可能ですか?
สามารถ สอน ได้
サーマート ソーン ダイ
できます(教える能力はあります)
ไม่ สามารถ สอน ได้
マイ サーマート ソーン ダイ
できません(教える能力はありません)
สามารถは、動詞の前に付けます。これがそれ以外との大きな違いです。
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まとめ

いかがでしたか? 今回はタイ語の『~できる』5種類について、使う場面、状況によって使い分けを説明してきました。かなり多くの言い方がありますが、徐々に慣れてゆけば問題ありません。5種類の使い分けを理解していれば自然に覚えて行けると思います。日常のコミュニケーションでどんどん使ってみましょう。それでは。お付き合いありがとうございました。

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