「さあ、気合を入れてタガログ語文法から勉強するぞー」
前回は、【会話の話題】1st class で文がどのように変わるのかのシステムを説明しました。前回 【ビサヤ語(=セブアノ語) 】の文法#1 話題の中心1st classと
今回は、【会話の話題以外】2nd , 3rd class について、どのように使われるのかを説明します。
『誰もがつまずく、理解が難しい』ところなので、この説明だけですべてを理解できるとは思えません。むしろ理解できないほうが普通と思います。繰り返しのレビューと慣れが必要な内容ですので、あまり心配しないでください。
(それでは、先生、お願いします)
<ビサヤ語 文法>【話題の中心以外】2nd, 3rd class

【話題の中心】として焦点の当っている部分を【1st class】とよぶのは前回勉強しましたね。

【話題の中心以外】のもの、【2nd class】または【3rd class】
ついて説明します。具体的に、単語がどのように変化するかを、AKOという【話題の中心】の単語でも説明します。

はい、よろしくお願いします。
2nd class (【話題の中心以外】の場合)

2nd class は、主語(動作主)、目的語になったり、所有格(~の)になります。

AKO 1st class は、2nd class で次のように変化します。
akó/ko(省略形) 1st class –> nákò 2nd class

【話題の中心】以外は、みんな “nako” になるのでしょうか?

いいえ、違います。後で説明する、場所、目的、受益者などが【話題の中心】になる場合は、3rd class になります。

あっ、わかりました。
2nd class の例

それぞれ、文例を見てくださいね。【話題の中心】でないとき、動作主、目的語に 2nd class の nako が使われてます。
【話題の中心】 ang ”Bibliya”(バイブルを)
動作主 Basahon(読むでしょう) nako(私は) ang Bibliya(バイブルを)
【話題の中心】 ”ka”(あなたは)
目的語 Nahinomdom(おぼえてますか) ka(あなたは) nako(私を)?
所有格の場合 balay (家) nako(私の)
3rd class (【話題の中心以外】の場合)

次は、3rd class です。場所(~に)、方向(~で)、受益者(~のために)、所有者(~のもの)および所有格(~の)になります

2nd class とは違い、3rd class には 4つのTYPE に分かれます。
akó/ko(省略形) 1st class –> áko , sa ako , kanako , akong 3rd class です。

うわー、なんでそんなにタイプ分けされるですか?一種類じゃダメなんですか?

そうですね。でも私に言われてもどうしようもありません。
頑張って覚えましょう。

文字のTYPE は4つありますが、使われ方は、2つに分かれます。
所有を示す ”TYPE 1″ と “TYPE 4″ のグループ
場所、方向、受益者を示す ”TYPE 2” と “TYPE 3” です
以下により細かく説明しますね。よく読んでください。
Type 1 : 所有者を示します。 ~のもの。英語 の mine が相当します
Type 4 : 所有格をしめします ~の 2nd class のnako と同じ 英語のmyです
Type 2、3 :場所(~で)、方向(~に)、受益者(~のために)

先生、内容はわかりました。でも、TYPE 4の所有(~の)は、2nd class にもあります。何が違うのですか?

はい。良い質問です。じつは、この二つの意味に違いはありません。ただし、名詞を修飾する位置が違います。 2nd class は名詞の後ろ。 3rd class は名詞の前になります。

それぞれのTYPEの文例を見て、理解できたか確認してくださいね
3rd class の例
TYPE 1 áko(私のもの) kining(この) balay(家)

先生、なんとか理解できました。
まとめ (タガログ語、英語とも比較)

それでは、本日の2nd class , 3rd class の説明は終了します。

タガログ語と英語がそれぞれどのように当てはまるかを表にしましたので、再確認してみてください。

わかりました。ありがとうございました。