『タイ語、すこし勉強したことあるけどもう忘れちゃった!もう一度やりなおしてみようかな?』と思っている方いませんか? 私も、タイの仕事に10年以上従事し、数年間をタイに駐在、多くの時間をタイ語の習得のために当てましたが、すでに5年以上ブランクができてしまい、忘れかけてしまっています。もったいないですよね?
そこで、今回、将来のタイへの移住も考て、”よし、タイ語を基本から勉強しなおそう”と決めました。 過去に学習した経験を踏まえ、タイ語の基本が『ぐんぐん頭に残るよう』工夫して基本から復習ながら解説します。
読んでいただくことで、
- 英語との比較
- 過去に学習して理解が難しかったこと
- 『あっそうかー』と腹に落ちた学習本の説明
などにより分かりやすく、楽しく学習できます。ぜひ最後まで読んでください。
タイ語 5つの基礎情報の一覧
まず初めに、タイ語の基礎事項を、英語と比較します。
それぞれについて順をおって説明します。
- 基本文型 ”SVO” 英語と同じ
- 動詞の時制変化 ”なし” 英語と違う
- Be動詞 ”なし” 英語と違う
- 複数(連続)動詞”あり” 英語と違う
- 修飾する順番 ”後ろから前” 英語と違う
基本文型 ”SVO” 英語と同じ
タイ語の基本文型は”SVO”で、英語と同じです。
初めて英語を勉強したときに、動詞、目的語の位置が日本語と異なり、慣れるまで苦労しましたよね。 しかし、タイ語は、英語と基本文型が同じなんです!非常にうれしい、ありがたいことですね。 基本中の基本のことなので、トップに記載しておきます。
動詞の時制変化 ”なし” 英語と違う
タイ語に時制の変化は、ありません。英語と異なり、現在、過去、過去分詞などに変化しません。もちろん、変化形を覚える必要がないのです。
これは、”すばらしい!”としか言いようがないですよね。
ただし、注意点、補足点があります。
Be動詞 ”なし” 英語と違う
英語のBe動詞がありません。存在しないのです。これも、素晴らしい!
英語で、This is a book. は、タイ語では、”This book.” (名詞の場合)だけを書きます。 タイ語はこちら -> นี่(これは)หนังสือ(ほん).
また、This pen is new. は、”This pen new.” (形容詞の場合)だけを書きます。
タイ語はこちら -> ปากกา(ペン)นี้(この)ใหม่(新しい)
ただし、注意点、補足点があります。
複数(連続)動詞 ”あり” 英語と違う
タイ語の1つの文に動詞は複数存在することが可能です。英語との大きな違いです。タイ語の動詞は、『物事が起きた順番通りに動詞を並べます』。
日本語、英語でそれぞれ順番に並び替えした例。
例 仕事に行く–> 行って仕事をする ไป(行く)ทำงาน(仕事)
買い物にくる–> 来て買い物する มา(来る)ซื้อ(買う)ของ(もの)
本を持ってゆく(そのまま)เอา(持つ)หนังสือ(本)ไป(行く)
旅行に行ってみる(そのまま) ไป(行く)เที่ยว(旅行)ดู(見る)
修飾する順番 ”後ろから前” 英語と違う
タイ語は、修飾語が後ろにあります。英語と違います。
例 私たちの会社–>(タイ語の書き順) 会社 私たちの
บริษัท(会社)เรา(私たち)
この料理 –> (タイ語の書き順) 料理 この
มอาหาร(料理)นี้(この)
まとめ
いかがでしょうか?タイ語の基礎事項を英語と比較しながら、同じ点、違いのある点をまとめました。 基礎事項を比較すると、動詞などの活用がなくは英語より文法としては簡単なことがわかりますよね。
次回以降で、詳細の文法に進んでゆきます。以上